【初心者向け】通勤バイクのエンジンオイル交換方法をわかりやすく解説!

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「バイクのオイル交換って自分でできるの?」
「どのタイミングで交換すればいいのかわからない…」

バイクに長く・安全に乗り続けるためには、エンジンオイルの交換は欠かせません。
特に250cc以下のバイクは車検がないため、自主的なメンテナンスがとても重要です。

バイクのオイル交換は、手順さえ知っていれば初心者でも比較的簡単にできます。

この記事では、交換時期の目安や必要な道具、自分で交換する手順、さらにバイクショップに依頼する場合の費用感なども紹介します。

オイル交換が必要な理由

バイクのエンジンオイルには、主に次の5つの役割があります。

  • 潤滑:ピストンやシリンダーなどエンジン内部の金属部品同士の摩擦を油膜で減らし、スムーズな動きを保つことで摩耗や焼き付きのリスクを防ぎます。
  • 冷却:エンジン内で発生する摩擦熱や燃焼熱を吸収し、オイルが循環することで熱を外部に逃がし、オーバーヒートを防ぎます。
  • 密封:ピストンとシリンダーの隙間などをオイルが埋めることで、圧縮漏れや燃焼ガスの漏れを防ぎ、エンジンの出力低下を抑えます。
  • 洗浄:エンジン内部で発生するカーボンや金属粉、スラッジ(燃えカス)などの汚れをオイルが包み込み、エンジン内をきれいに保ちます。
  • 防錆:金属部品を空気や水分から守ることで、エンジン内部のサビや腐食を防止します。

しかし、走行を重ねるごとにオイルは劣化し、その性能が落ちていきます。
劣化したオイルを使い続けると、摩耗や焼き付き、出力低下などのトラブルの原因となるため、定期的な交換が必要です。

オイル交換のタイミング

エンジンオイルの交換は、次のいずれか早い方を目安に行いましょう。

  • 走行距離の目安3,000〜5,000kmごとに交換するのが推奨されています。
  • 使用期間の目安後は6ヶ月ごとに交換するのが推奨されています。
  • 新車は初回1,000km(または1ヶ月)で交換

この基準を守ることで、エンジンの性能維持とトラブル防止につながります。

オイル交換の準備

バイクのオイル交換の準備には、以下の道具や部品を揃えます。

  • 新品のエンジンオイル(車種ごとに指定された粘度・種類・量を確認)
  • ドレンワッシャー(ドレンパッキン/ガスケット)※オイル漏れ防止のため毎回新品に交換
  • オイルジョッキまたはじょうご(目盛り付きが便利)
  • 廃油処理ボックス(抜いたオイルの処理用)
  • ドレンボルトを外すための工具(車種に合ったサイズのメガネレンチやソケットレンチ)
  • ゴム手袋や軍手(手の保護用)
  • ウエスやパーツクリーナー(オイルの拭き取りや清掃用)

これらを事前に用意しておくことで、スムーズにオイル交換作業を進められます。

オイル交換の手順

僕が通勤で使っているYB125SPのオイル交換の手順を紹介します。

他の車種でも基本的な流れは同じです。

エンジンを暖気する

エンジンオイルが温まっている方が抜けやすいため、2~3分アイドリングします。

ドレンボルトを外してオイルを抜く

ドレンボルトの下に廃油処理ボックスを置き、工具でドレンボルトを外してオイルを抜きます。

ドレンボルトを締める

オイルが完全に抜けたら、ドレンワッシャーを新品に交換してドレンボルトを締めます。

新しいオイルを規定量入れる

注油口から指定量の新しいオイルを注ぎます。オイルジョッキを使うと便利。

最終確認

オイルの量の確認と、ドレンボルト、注入口のボルトが確実に締まっているかを確認して作業終了です。

自信がない人は無理せずプロへ!

オイル交換はDIYでも可能ですが、自分で作業するのが不安な場合はバイクショップに依頼するのが安心です。

費用はバイクにもよりますが、オイル代と工賃込みで2,000~4,000円程度が目安です。

まとめ

バイクのエンジンオイルは、メンテナンスの中でも最重要項目の一つです。
定期的に交換することでエンジンの調子が良くなり、突然のトラブルを防ぐことができます。

初心者でも道具さえ揃えればDIYで交換することは可能ですし、不安な方はバイクショップに任せるのも全然あり。
安全・快適なバイクライフを送るために、定期的なメンテナンスをおすすめします。