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「バイク通勤って便利だけど、やっぱり危ない?」
「毎日運転しているけど、事故が心配…」
通勤・通学にバイクを使っている、あるいはこれから使おうとしている人にとって、バイクの危険性はどうしても気になるところですよね。
たしかに、バイクは車と比べて身体がむき出しで、事故の際のケガのリスクは高くなります。
しかし、「危ないからやめる」ではなく、「危険を回避する運転・装備・心構え」を知って実践することが大切です。
この記事では、バイク通勤・通学を安全に続けるために知っておくべきリスクと対策を徹底解説します。
初心者はもちろん、すでにバイク通勤をしている方もぜひ見直しに役立ててください!
バイク通勤・通学に潜む「2つのリスク」

事故のリスク
まず最も注意すべきは、交通事故のリスクです。
バイクは車と比べると体がむき出しのため、事故に巻き込まれるとケガの程度が重くなる傾向があります。
特に交差点や信号のない場所では、四輪車のドライバーからの視認性が悪く、気付かれにくいことも多いです。
また、バイクはバランスを崩しやすい乗り物なので、急ブレーキやハンドル操作を誤ると転倒する危険性もあります。
天候のリスク
もうひとつのリスクは天候です。
晴れた日の運転は快適でも、雨や風の日には状況が一変します。
路面が滑りやすくなるので、白線やマンホールで転倒するリスクが高まります。
さらにブレーキの制動距離が長くなるので、晴れの日よりも慎重な運転が求められます。
また、風が強い日は車体が煽られたり、安定性を欠くことがあるため注意が必要です。
バイク通勤・通学で注意すべき運転のポイント

無理なすり抜けをしない
そもそもすり抜けが違反かどうかというと、法律で明確に禁止されているわけではありません。
理屈でいうと「追い越し」と「追い抜き」の違いによるもので、通常は左側から追い越した場合は違反となりますが、進路変更を伴わない追い抜きは法律上の規定はないためです。(参考記事:車の“左側”をバイクがすり抜けるのは交通違反?「追い抜き」「追い越し」の違いとは? 警察に聞いてみると…)
しかし、重大な事故につながるリスクが高いのも事実です。
渋滞している車列の間を抜けていくすり抜けは、他の車両から見えにくく、急なドアの開閉や車線変更に対応しきれない場合があります。
また、直進バイクと対向車の右折による「右直事故」にも注意が必要です。
無理に先を急ごうとせず、周囲の車と同じ流れに合わせた運転が安全です。
信号のない交差点では減速・安全確認を徹底
信号のない交差点では慎重な運転が求められます。
特に見通しの悪い交差点では、車以外にも歩行者や自転車の飛び出しにも対応しづらくなります。
減速と左右の安全確認を習慣づけることが事故防止につながります。
雨の日は「スリップ」と「視界」に注意
雨天時の運転では、スリップしやすい白線・マンホールは避けて走行するようにしましょう。
ブレーキは前後バランスよく早めの減速を心がけて、急なアクセル操作やブレーキは避けましょう。
また、ヘルメットのシールドが曇ったり、雨粒で前方が見えにくくなるので、曇り止め対策の準備しておくと安心です。
交通量が多い時間帯は注意
朝夕の通勤時間帯は交通量が多く、他のドライバーの焦りや注意不足が事故につながる原因にもなります。
また、通学中の歩行者や自転車にも注意が必要です。
焦らず心と時間に余裕をもって出発することが大切です。
安全のための装備・習慣も見直そう

安全運転を意識するだけでなく、身に着ける装備も事故リスクを減らすうえで重要です。
まず、ヘルメットは必須ですが、フルフェイスやジェットタイプのように顔をしっかり守れるタイプを選ぶのが理想です。
グローブは転倒時に手を守るだけでなく、寒さや雨の日にも効果を発揮します。
上半身にはプロテクターが入ったジャケットを着用することで、万が一の転倒時にも衝撃を軽減できます。
下半身も同様に、プロテクター入りの長ズボンを着用しておけば、足をしっかり保護できます。
さらに、天候の変化にも対応できるようにレインウェアを常備しておくと安心です。
雨の日でも視認性が高く、防水性の高いレインウェアを選ぶことで悪天候の時の事故のリスクが減らせます。
より安全な通勤・通学のためにバイク選びも重要

バイクの種類も通勤の安全性に影響します。
通勤に使うバイクを選ぶなら、扱いやすさや安定感を重視するとよいでしょう。
たとえば、ホンダのPCXやヤマハのNMAXなどの原付二種クラスのバイクは、通勤や通学にちょうどいいサイズ感でありながら、原付一種よりもスピード・安定感・快適性がアップします。
最近のモデルでは安全装置も充実しています。
ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)付きのモデルを選べば、急ブレーキ時のタイヤのロックによる転倒を減らすことができます。
まとめ
バイク通勤や通学は、「危険」というイメージを持たれがちですが、それは運転のしかたや装備の選び方によって大きく変わります。
無理な運転を避け、天候や路面に応じて注意するようにしましょう。
バイクは便利で自由な乗り物だからこそ、リスクに備える姿勢も大切です。
適切な装備で身を守り、時間にも心にもゆとりを持って運転することが、快適で安全なバイク通勤ライフにつながります。