【通勤・通学におすすめ】原付二種免許(小型限定普通二輪)の概要と取得方法を徹底解説

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「原付バイクって便利だけど、30km/h制限や二段階右折が本当に面倒…」

そんな不便さを感じていませんか?
原付一種からのステップアップにぴったりなのが、原付二種(125cc以下)のバイクに乗れる小型限定普通二輪免許です。

小型限定普通二輪免許があれば、制限速度60km/h、二段階右折不要など、通勤・通学がとても快適になります。

この記事では、原付二種免許(小型限定普通二輪)の概要と取得方法について解説します。

この記事を読めば、あなたもすぐに快適なバイク通勤・通学を始められます!

 この記事でわかること
  1. 小型限定普通二輪免許の種類と特徴
  2. 原付二種免許を取るメリット
  3. 教習所での取得方法(費用・日数)
  4. 一発試験の概要

小型限定普通二輪免許(原付二種免許)とは

小型限定普通二輪免許(通称:原付二種免許)は、「排気量51cc超〜125cc以下」のバイク(原付二種)を運転できる免許です
維持費や税金が比較的安く、通勤や街乗り向きとして人気があります。

この免許には2種類あり、「小型限定普通二輪免許(MT=マニュアル車も可)」と、「AT小型限定普通二輪免許(AT車=オートマチック車のみ)」があります。

  • 小型限定普通二輪免許(MT免許)
    125ccまでのマニュアルトランスミッション車(MT車)とオートマチックトランスミッション車(AT車)の両方を運転できます。
  • AT小型限定普通二輪免許(AT限定免許)
    125ccまでのオートマチックトランスミッション車(AT車)専用です。MT車は運転できません。
    ただし、ホンダのスーパーカブやクロスカブ、ハンターカブ(CT125)などのオートクラッチでギアチェンジを行うタイプのバイクは、免許的にはAT車に分類されるため、AT限定免許で運転可能です。

原付一種との主な違いとメリット

原付二種は、原付一種(50cc以下)と比べて多くの利便性向上とメリットがあります。

原付一種との主な違いとメリット

  • 法定速度
    原付一種の法定速度が時速30kmであるのに対し、原付二種は時速60kmです。
    これにより、一般道で普通自動車や普通二輪車と同じ速度で走行でき、移動時間の短縮や快適なツーリングが可能になります。
  • 二段階右折
    原付一種で義務付けられている二段階右折が不要となります。
  • 二人乗り
    原付二種ではタンデム走行(二人乗り)も可能です。
    ただし、免許取得から1年以上が経過している必要があります。
  • 維持費
    125ccまでの小排気量車は燃費性能に優れる車種が多いです。
    任意保険がクルマのファミリーバイク特約で加入できるので、保険料や維持費を大幅に抑えやく、購入してからもお財布に優しいです。
    税金も、2,000円もしくは2,400円とリーズナブルです。

原付二種のデメリット

  • 高速道路走行不可
    原付二種は原付一種と同様に高速道路に乗ることはできません
    自動車専用道路も走行不可です。
    遠出をする際には、この点が制約となります。
  • 車両価格
    原付一種に比べて車体価格は一般的に高めで、新車で20万円台から50万円台程度となることが多いです。

小型限定普通二輪免許の取り方は2つ

小型限定普通二輪免許を取得する方法は、主に「自動車教習所に通う」方法と「運転免許試験場で直接受験する(一発試験)」方法の2通りがあります。

自動車教習所に通う

学科教習・技能教習を受講して、卒業検定に合格後に運転免許試験場で手続きを行います。

普通自動車免許がない場合は、学科教習26時限+技能教習12時限が必要です。

普通自動車免許を所持している場合は、学科教習は1時限のみ、技能教習は10時限(AT限定は8時限)と大幅に短縮されます。
教習所によっては、AT限定だと最短2日~6日程度で修了できるコースもあります。

教習修了後、卒業証明書を持って運転免許試験場へ行き、適性検査を受けて免許取得となります。

免許の取得にかかる費用は、普通自動車免許ありの場合で7万円〜8万円程度、普通自動車免許なしの場合は10万円〜12万円程度です。
また、免許試験場での受験料や交付手数料など含めて合計3,800円程度が必要になります。

教習所に通って小型限定普通二輪免許を取得する場合の流れは、以下の通りです。

入校・適性検査

公認教習所(公安委員会指定)に入校し、視力・聴力などの適性検査を受けます

学科教習・技能教習

2段階制で行われます。1段階目はバイクの基本操作、2段階目は実践的な走行や危険予測などを学びます。
普通自動車免許などを既に持っている場合、学科教習の多くが免除されます。AT限定の場合は技能教習時間も短縮されます。

卒業検定

教習が全て終わると教習所内で卒業検定(実技試験)を受け、70点以上で合格です。

卒業証明書を持って免許センターへ

教習所卒業後、住民票のある地域の運転免許試験場(運転免許センター)に行き、手続きをします。

既に普通車免許を持っている場合、学科試験も免除されることが多いですが、免許を持っていない・原付免許のみの場合は学科試験があります。

免許交付

適性試験(視力等)と学科試験(必要な場合)に合格すると、免許が交付されます。

運転免許試験場で直接受験する

教習所に通わず、運転免許試験場で直接、適性検査、学科試験、技能試験を受ける方法です。
一回で合格すればその日のうちに免許取得が可能ですが、合格率は10%とも5%とも言われており、何回か受ければ合格という保証はなく、10回受けて合格できないというケースも珍しくありません。
複数回受験することになれば、免許を取得するまで時間がかかってしまいます。

費用は試験1回あたり4,050円(受験料2,600円+試験車使用料1,450円)で、合格した場合は免許証交付手数料2,050円、取得時講習料12,000円、応急救護処置講習料4,200円が別途かかります。
一度で合格した場合の合計費用は22,300円です。

小型限定普通二輪免許「一発試験」(運転免許試験場での直接受験)の流れは、以下の通りです。

予約・準備

多くの都道府県でオンライン予約が必要です。
詳細は各運転免許試験場の公式サイトを確認して予約しましょう

当日受付・適性試験

視力・聴力などの適性検査に合格すると、次の試験に進みます。

学科試験

正しい交通ルールやマナーについての試験で、文章問題が46問、イラスト問題が2問で、合わせて90%以上正解で合格となります。
普通自動車の免許を持っている場合は、学科試験は免除されます。

技能試験

試験場で指定されたクランク、S字、一本橋などのコースを走行します。
100点からの減点方式で採点され、70点以上で合格となります。

合格後の講習

合格後は「取得時講習」「応急救護講習」を教習所等で受講します。

免許交付

講習修了後、運転免許センター等で免許を受け取ります。

まとめ

原付二種免許は、原付一種の取り回しの良さと、普通二輪車に近い走行性能を兼ね備えた、非常に利便性の高い免許です。
特に通勤・通学や、気軽にツーリングを楽しみたい層におすすめです。

教習所に通う方法が一般的で確実ですが、費用を抑えたい場合は一発試験という選択肢もあります。
ただし、一発試験は難易度が高く、取得に時間がかかる可能性もあり。

免許取得を検討する際は、自身の状況や優先順位に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。